（株）フレームワークスと（株）サン・ジャパンは、中国北京市と上海市に物流システム販売を目的とする合弁企業を設立する。
新会社は中国北京市（本社）と上海市（支店）に設立し、フレームワークスのWMSを中心に日系企業、中国企業、他の海外企業に販売、サポートを行う。
フレームワークスは、WMS製品「Logistics Stationi WMS」を中国でも本格的に販売展開を計画しており、物流パッケージソフトを中国展開していくにあたってのパートナー企業の選定を進めていた。
一方、サン・ジャパンは自社の強みとのシナジー効果が期待できる特定業務に関してノウハウのあるパートナーをそれぞれ模索していた。
日本を中心に国内外に200を越える物流拠点の物流システム開発およびコンサルティングの実績のあるフレームワークスと、中国で豊富なシステム開発の実績と営業ノウハウ、そして中国政府との折衝力を含むマネジメント力を持つサン・ジャパンが組むことで、急激な経済成長を遂げている中国で優れたロジスティクスソリューションを提供することが可能となることから、このたび両社のニーズが合致し、合弁企業設立の運びとなった。
フレームワークスでは、中国進出の外資企業への導入に成功した実績と中国の複数企業に対するヒアリング調査を踏まえ、これまで日本を中心に蓄積してきた多くの機能・ノウハウが中国企業の業務プロセスにもほぼ適合すると見込んでいる。
両社では、合弁会社設立と同時に「Logistics Station iWMS」中国版の追加開発を開始し、2005年4月を目処に中国の2つの拠点（北京・上海）で販売を開始する。
サービス提供は、中国で普及・拡大し始めているASP型を主体に行って行く計画で、速い導入利用と最新の技術を利用できるため、複数の企業の多様なニーズに対応できることが出来るようになり、広い顧客層へのサービス提供が可能となっている。
対象顧客は、中国企業及び中国進出の外国法人とし、特に、中国企業及び外国法人に限らず輸出型企業の比率が非常に高くなっている、沿岸部の保税区における保税・通関・輸出入業に関連した在庫管理に課題を持つ企業を重点にロジスティクスサービスを展開していく。
これらの企業にとって保税区は「保税保管、輸出加工、中継貿易」の3つの機能を持っており、段階的に外国独資による貿易会社は保税区外でも設立することが可能となることから、今後、保税区の機能は、3つの機能のうち、パーツセンター、物流センターといった倉庫における保税保管機能に集中してくるものと思われる。
その中で競争力強化の決め手となる物流センター管理システムのニーズは非常に高まると考えており、保税区の光ケーブルのインフラが整っているなどASPサービスの提供もしやすい環境にある。
対象顧客とする企業には、新会社が新たに販路拡大を求めて営業活動を行うと同時に、中国にあるサン・ジャパングループ各社の政府機関との折衝力・販売網・技術者も最大限に活用して、積極的に販路の拡大を図っていく。
両社では、日本の大企業向け物流パッケージでシェアNo.1を確保しているフレームワークスの「Logistics Station iWMS」という製品ブランドは、中国市場でも大きな優位性を獲得できるものと考え、新会社は、中国No．1の売上シェアと品質を誇るロジスティクスソリューションベンダーを目指しす。
両社では、2008年には、売上高10億円規模に拡大させ、連携したロジスティクス、SCMのシステムの提供も図っていく考えだ。
合弁会社の概要
商号：飛龍日恒物流科技有限公司（仮称）
所在地：北京市
代表者等：董事長田中純夫（フレームワークス代表取締役社長）
董事周誠（サン・ジャパン常務取締役）
総経理従業員1名を派遣予定
設立年月：2005年1月設立予定
資本金US$150,000
出資比率フレームワークスUS$100,000(66.7％)
サン・ジャパンUS$50,000(33.3％)
サン・ジャパンについて（http://www.sunjapan.co.jp/）
同社は、常に最新のIT技術を取り込み、情報サービス分野におけるユニークかつ高度なプロフェッショナル集団として、顧客のビジネスに変革をもたらす高付加価値サービスを提供している。また、中国市場の将来性・人材層の厚さに早くから着目し、他社に先駆けて中国でIT事業の本格展開を進めている。
問合せ先
株式会社フレームワークス
経営企画室藤田利之
TEL054-286-5411
FAX054-286-5540
contact@frame-wx.com
株式会社サン・ジャパン
経営企画室近衞伸賢
TEL03-3206-1980
FAX03-3206-1880
info@sunjapan.co.jp
