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加藤産業/平成16年9月期決算短信(連結)

2004年11月21日/未分類

加藤産業(株)の平成16年9月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

食品卸売業を取り巻く環境は、企業収益の改善による設備投資の増大、雇用情勢の若干の好転等、景況の一部に回復の兆しがみられたものの、消費税総額表示による値上げ感の影響等もあり個人消費は依然低調に推移し、業界内の競争はますます激化し徹底した経営合理化策が展開されるなど、引き続き厳しい状況でだった。

同社グループの新しい体制のもとグループ各社が連携して、流通の効率化に向けた卸売機能の充実とローコスト体制の確立に努めた。

その主な施策として、物流機能の充実のために物流拠点の整備を図り、物流システムの活用により物流の精度・鮮度を一層高める等、物流サービスレベルの向上とローコスト運営を推進した。

また、グループ全体の営業力強化のために、営業マン教育の徹底、開発商品の拡売、提案型営業ツールの共有と活用等を進め競争力の向上を図るとともに、同社は前期に全社導入を完了した新情報システム「KOSMOS」の定着に努める一方、グループ会社のシステム統合に着手する等、引き続き業務改革を推進し、徹底した効率経営による企業体質の一層の強化に取り組んだ。

この結果、当期の連結売上高は5,002億65百万円(前期比3.5%増)となり、売上総利益率が0.1%減少したものの、諸経費の増加を抑制できたことにより、経常利益は70億25百万円(前期比11.1%増)となった。

当期純利益は、前期に厚生年金基金代行部分返上益7億79百万円を特別利益に計上しており、また当期において減損損失3億40百万円を一括処理したこと等から、前期に比べ3.1%減少し38億9百万円となった。

次期の見通し
食品卸売業にとっては引き続き厳しい経営環境が予想されるが、同社グループは、さらに連携を強化して卸売機能の充実に努めるとともに、事業の拡大に積極的に取り組み、営業基盤を強固にしていく。

売上高5,230億円(前期比4.5%増)、経常利益73億円(前期比3.9%増)、当期純利益は41億60百万円(前期比9.2%増)を計画し、設備投資は、情報高度化投資の11億円を含め、総額約39億円を計画している。

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