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京極運輸商事/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月24日/未分類

京極運輸商事(株)の平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

売上高は5,346百万円と前年同期に比べ501百万円(10.3%)の増収。これを商品売上と役務売上に分けますと、前年同期に比べ前者は138百万円(7.0%)の増収、後者は363百万円(12.6%)の増収となる。

損益面は、石油・ドラム缶等販売事業での新規業務受注にともなう諸経費増、貨物自動車運送事業では新規業務獲得による増車、排ガス規制対応のための車両代替および酸化触媒装置の装着を含めた修繕費等による大幅な車両経費増に加えて燃料費のアップもあり、経常損失4百万円(前年同期経常利益21百万円)。

特別損失は、今後の財務体質強化のため役員退職金引当金の計上基準を中間連結会計期間末要支給額の2分の1から全額に変更したことによる過年度不足分39百万円の計上もあり、中間純損失は26百万円(前年同期中間純利益11百万円)となった。

セグメント別の業績
石油・ドラム缶等販売事業
海外駐在員向け食料品・日用品雑貨の販売、梱包保管、発送業務の新規受注等もあったが、新規業務受注にともなう諸経費増もあり、売上高は2,103百万円(前年同期比7.0%増)、営業損失は2百万円(前年同期営業利益17百万円)となった。

貨物自動車運送事業
排ガス規制対応のための車両代替と修繕費等による大幅な車両経費増に加えて燃料費アップもあったが、主要既存荷主の取扱量増加および新規得意先の獲得もあり、売上高は2,134百万円(前年同期比14.4%増)、営業利益は68百万円(同26.4%減)となった。

構内作業・機械荷役事業
得意先構内作業量減少により減収となったが、諸経費削減効果により、売上高は55百万円(同4.5%減)となり、営業利益は14百万円(同12.1%増)となった。

港湾運送及び通関事業
売上面は前年同期並で推移したが、売上総利益率が低下したこともあり、売上高は496百万円(同0.0%増)、営業利益は22百万円(同43.0%減)となった。

倉庫事業
主要荷主である製紙関係荷主の取扱量減少の影響により、売上高は229百万円(同5.6%減)、営業利益は15百万円(同49.8%減)となった。

タンク洗滌・修理事業
積極的な営業活動と諸経費削減効果により、大幅な増収・増益となり、売上高は329百万円(同50.4%増)となり、営業利益は31百万円(前年同期営業損失20百万円)となった。

通期の見通し
わが国経済の見通しは、大企業を中心に企業収益が増益傾向を維持し、設備投資も拡大しており回復基調が見込まれるが、雇用情勢や個人消費の動向は、回復基調にありながらも力強さに欠け本格的に回復するまでには至らず、不透明感の強い経済環境で推移すると思われる。

このような状況下、物流業界は、原油価格高騰による燃料費のアップ、車両コストの増加等引き続き厳しい経営を強いられているが、同社グループは、提案型営業活動を強力に展開しさらに業務効率化の促進・事故防止と安全管理・人材育成等を最重要課題として一段の経営効率化を推進し、競争力のある低コスト経営の実現を目指し、通期の売上高は107億円、経常利益30百万円、当期純利益55百万円を見込んでいる。

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