（株）加ト吉は、平成17年3月期中間決算短信（連結）の経営方針のなかで、中国事業の成長戦略のスピードアップを図るため生産基地としての位置づけだけでなく、2008年の北京オリンピックを契機に冷凍食品の需要も飛躍するものと考えられることから、中国市場での販売も視野に入れ、中国で冷凍物流販売網をもつ企業へ中国工場で生産する商品を積極的に販売するとしている。
また、商品開発、原料仕入、製造、物流の全工程でお客様の声を反映する体制を構築し、製造部門でのISO、HACCPの導入により製品の品質保証体制強化及び顧客満足の向上を目指すという。
経営成績では、食品事業について、「安心・安全」な商品をお届けすることを基本とし、引き続き国内外の品質管理体制の強化・充実と、生産・販売履歴に関する情報管理システム（トレーサビリティシステム）の完全構築に向けてグループ全体で推進しているとしている。
また、商品アイテム数削減による物流コスト低減と上位集中化による販売を、業態別にきめ細かく対応し拡販に努めている。
通期の見通しのなかでも、食品事業において引き続き品質管理体制、安全対策に力を注ぎ、「安心・安全」に向けた取り組みを強化するとともに販売ルートの新たな開拓と既存の業種業態毎にきめ細かな商品・メニュー提案を図り拡販に努める。
また、コスト競争に対応するため、徹底したローコスト体質の実現を図るべく生産、物流体制の見直しを行なっていくとしている。
