日本オラクル(株)は、オラクルの統合業務アプリケ-ション製品の最新版「Oracle E-Business Suite 11i.10」を出荷開始した。
最新版「Oracle E-Business Suite 11i.10」は、各業界に必要な2,100の業務機能を拡充している。
また、従来の基幹業務アプリケーションは、業務の効率化や標準化に伴うコスト削減に重点を置いてきたが、「Oracle E-Business Suite 11i.10」は、企業の成長を支えるより戦略的なIT基盤を提供致する。
最新の経営分析システム「Oracle Daily Business Intelligence」では、業務系のトランザクションシステムと情報系のデータウェアハウスを統合したデータモデルを構築することができ、リアルタイムによる企業活動の可視化を実現している。
また、企業の顧客情報の統合管理機能「Oracle Customer Data Hub」やオラクルのアプリケーションサーバにより、全体の一部で利用されている他社システム、顧客が独自に開発したアプリケーション、また、レガシーシステムとの統合をサポートする仕組みを提供する。
システムの標準化を目的に「Oracle E-Business Suite」の開発フレームワークである「Oracle Applications Framework」を今回のリリースより初公開し、ユーザーインターフェースなどのアプリケーション機能の再利用や共通のログイン管理が可能になり、アプリケーション間のスムーズな連携を支援する。
さらに、市場の最新動向に対応するため、倉庫管理システム「Oracle Warehouse Management System」において、ICタグを活用した無線自動認識技術「RFID」に対応した機能を搭載している。