松下電器産業（株）は、急速に拡大する大型ディスプレイ市場に対応するため、松下プラズマディスプレイ(株)第2工場（大阪府茨木市）の設備を増強し、2005年4月に8万台の生産体制とする当初計画を、2万台上方修正、かつ4ヶ月前倒しして、この12月に月産10万台のフル稼働体制を構築した。
今夏のアテネ五輪や昨今の年末需要の動向を見ると、ユーザーの大画面志向は急速に加速されており、今後もより一層の大画面シフトが予想されることから、供給体制の強化が急務であり、生産計画を月産10万台に上方修正すると共に、フル稼働時期を当初予定より4カ月早期化した。
第2工場は本年4月に月産4万台でスタートし、37型／42型／50型に加え、10月の発売以来、非常に好調に推移している世界最大の65型を生産。2004年度は既存の二工場とあわせ年産100万台を超える生産体制を予定していた。
2005年度は今回の第2工場のフル稼働と11月に稼動開始予定の尼崎新工場をあわせ、総生産量を倍増の年間200万台以上とし、世界の生産シェアの4割を目指す。
