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本田技研工業/中国二輪事業強化

2004年12月21日/未分類

本田技研工業(株)の中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司(以下:HMCI)は、中国二輪事業の地域本部機能強化を目的として上海分公司(上海支店)を設立する。

二輪事業における事業戦略や商品戦略の立案を行う他、マーケティング、サービス、品質、購買などの領域で、中国国内の各二輪事業会社を横断的にサポートして行く。稼動開始は2005年春を予定している。

HMCIは、全額出資子会社として2004年4月より稼動を開始した。中国国内にある12社の合弁会社と子会社を通した二輪・四輪・汎用事業を包括的に運営するための地域本部機能として、総合的事業戦略の立案や渉外、広報、知財業務などを行う。

一方、これら各事業会社の株式の一部を所有する持ち株会社の形態を採ることにより、中国域内の経営資源配分を迅速に行う体制づくりを目指している。今回のHMCI上海分公司の設立によって特に二輪部門での経営の現地化を推進し、迅速かつ地域最適な経営体制を整える。

また、二輪生産部門についても体制強化を進めており、新大洲本田摩托有限公司(以下:新大洲本田)と五羊-本田摩托(広州)有限公司(以下:五羊-本田)が、それぞれ1980年代に建てられた旧工場からの移転による生産体制の刷新を計画している。

両社の新工場は、同期生産システムの導入などによって生産効率の大幅な向上を図るほか、将来の更なる生産能力拡大にも対応できる設計としている。各新工場の稼動開始は、新大洲本田天津工場が2005年1月下旬、五羊-本田は2006年春を予定している。

中国二輪事業は、1982年、嘉陵工業との技術提携による二輪生産に始まり、現在では、新大洲本田、五羊-本田、嘉陵-本田発動機有限公司という3つ合弁会社による生産・販売活動が行われている。

研究開発部門も本田摩托車研究開発有限公司が、日本の二輪メーカーとして中国初の全額出資の研究所として2003年4月から稼動を開始するなど、各分野での現地化が進められている。2004年の中国での二輪車販売は約93万台(前年比134%)、生産は115万台(138%)、また中国からの輸出は22万台(129%)を見込んでいる。

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