佐川急便(株)は、韓国の大手物流企業である「CJGLS社」の子会社に50%出資し「佐川急便コリア(株)」と社名を変更して、2005年1月から日系企業としては初の宅配便事業を開始する。
事業内容は、インターネットショッピングを中心とした電子商取引による、書籍・CD・DVD・化粧品等の在庫保管から物流加工・配送まで一括で受託しており、佐川急便コリアは、既存のECビジネスに特化したノンアセット型3PL事業を主軸とした宅配便事業を引き継ぐ。
大都市圏(ソウル・釜山など)を中心とするエリアは日本の佐川急便と同じく、ギャラクシーカラーの約300台のトラックで配送し、一部地域は「CJGLS社」の宅配便ネットワークを活用し、韓国国内全域でのサービスを提供する。
今回の出資に際して取得した「国際フォワーディングライセンス」の活用により、既存の韓国国内向けDoorto Doorサービスを拡大し、海外向けDoorto Doorサービスを展開する予定で、当初は日本向けに特化するが、順次の海外拠点間をつなぐ物流ネットワークを構築する。