DHLは、北米での事業強化の一環として、米国内の郵便・貨物の個人配送業者とのサービス提携プログラムである「プリファード・プロバイダー・プログラム」を開始した。
契約対象業者は、米国の個人配送業者団体であるアソシエーテッド・メール・アンド・パーセル・センターズ（AMPC）の会員。DHLと提携契約を締結することにより、個人業者が、同社の物流・輸送サービス網を優先的に利用できるほか、集荷に関する共同事業や共同広告キャンペーンにも参画できるという内容で、既に1200以上の業者が契約を結んでいるという。
DHLは北米での事業を強化中で、2005年末までに、米国全域に3万7000カ所の顧客窓口を設ける計画。
DHL首脳は「今回の連携強化策により、米国内の個人業者との新たな関係を構築することができる。当社は顧客に対してより多くの選択肢を提示することができるし、個人業者は独立性を維持しながら事業拡大を図れる。両者にとって利点がある」としている。
