LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本電気システム建設/「産業廃棄物情報管理システム」ASPサービス開始

2005年01月06日/未分類

日本電気システム建設(株)は、産業廃棄物の排出から処理に至るまでの廃棄物固体のトレーサビリティー管理として、収集・運搬経路の証明、危機管理等を実現する「産業廃棄物情報管理システム(Routeviシステム)」によるASP形態でのサービス事業を開始した。

対象となる産業廃棄物は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む機器等であり、これまでその有害性から、適正に処理する体制が未整備であり、約30年という長期にわたり保管され続けていた。

国の全額出資により設立され、PCB廃棄物処理事業を主な業務とする「特殊会社」である日本環境安全事業株式会社(JESCO)が処理を行うことになり、北九州をはじめとして全国5箇所に処理施設を建設、処理が開始されることとなった。

NECシステム建設は、PCBの廃棄物排出事業者及び収集運搬事業者、処分事業者向けに、適切な収集・運搬を証明するシステムとして、「産業廃棄物情報管理システム(Routeviシステム)」をASPサービスで提供する。

産業廃棄物情報管理システム(Routeviシステム)は通信衛星とGPS衛星を利用したトレーサビリティーシステムで、産業廃棄物を回収する際にバーコードを用いて廃棄物ごとの固体管理を行い、併せて運搬車両に搭載されたGPS測位アンテナにより位置情報を随時取得、地図上にプロットする。

このため、全国の排出事業者から収集された廃棄物が処理工場へ搬入されるまでの運搬過程の動態をデータセンターで一括管理し、リアルタイムでビジュアルに確認することが可能となる。

また、運搬過程での事故自動検出および緊急通報ボタン押下時に緊急FAX通報を行い、有害物質による環境汚染などの二次災害に対応する危機管理機能や、マニフェスト伝票(産業廃棄物管理表)を使用した行政報告資料の自動作成機能を装備している。

同システムは平成16年に制定されたPCB廃棄物の積込み・積下し・運行管理、緊急時の対策などが定められたPCB廃棄物収集・運搬ガイドラインに準拠したものであり、収集・運搬事業者は、ガイドラインに対応した収集運搬が求められている。

今後は、他社管理端末を活用したサービス連携も視野に入れ、トレーサビリティー管理市場での事業拡大を目指す。

今後、NECシステム建設では、「産業廃棄物情報管理システム(Routeviシステム)」を通じて、感染性廃棄物(医療産廃)などの特別管理産業廃棄物や一般産業廃棄物、また、HACCP対応食品物の監視への応用など、環境・安全・衛生面に配慮したサービスを提供していく。

問い合わせ
日本電気システム建設
ネットワーク事業本部事業企画室商品企画部
平野貴之
TEL03-5463-7412
nw-solution@nesic.com
http://www.nesic.co.jp/

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース