NECは、香港に第3世代を中心とした携帯電話ネットワークの運用アウトソーシングを行う新会社として、「日電通訊(香港)有限公司」を平成16年12月22日付けで設立し、平成17年1月10日から、営業を開始した。
新会社は、ハチソンテレコム香港のワイヤレスネットワーク運用部門における経験豊富な人材を活用し、ハチソンテレコム香港の3Gおよび第2世代/2.5世代ネットワーク(2G/2.5G)の設計、運用、保守、保守用ツール開発などを請け負うことに関する、NECとハチソンテレコム香港の合意に基づくもの。
NECは、新会社を将来的に中国の3Gインフラプロジェクトに活用することを視野にいれており、新会社は、当初NECの100%出資として設立し、中国政府の必要な承認手続きを経て、NEC通訊(中国)(本社機能:北京、総裁:盧雷(Brian Lu))の100%子会社となる予定。
新会社の資本金は、5百万香港ドル(約7000万円)、従業員数は約300名。なお新会社の社長には、NEC通訊(中国)の3Gインフラ事業を推進する責任者である魯敢(Ken Lu)が就任する。
またNECは、ハチソンテレコム香港の3Gネットワーク増強プロジェクトを受した。NECは、2003年にハチソンテレコム香港の3Gインフラ(基地局制御装置および基地局1000局以上)を構築しているが、今回の増強により、加入者の収容能力/ネットワーク処理能力が大幅に拡大される。