経済産業省は、ことし1~3月に実施されるe-Passport連携実証実験(内閣官房、外務省、法務省、警察庁、経済産業省、国土交通省)の一環として、実験カテゴリA(現在外務省が進めているIC旅券導入に関する実験)、A+(国内外のIC旅券とICカードリーダとの互換性検証に関する実験)を実施する。
連携実証実験では、e-パスポートの真正性を証明する電子証明書の配布を行うためのプロトタイプPKD(Public Key Directory)を構築し、国内外の空港でe-パスポート読取りの際に認証を行うこととしている。
これに先だち、経済産業省としては、1月17日に成田空港とフィリピンのマニラ国際空港を結んで、技術検証試験を行い、2005年3月には、国内外のIC旅券と読み取り機(ICカードリーダ)との互換性検証試験を実施する。