ANAグループは、内閣官房と国土交通省など関係府省による「e-Passport連携実証実験」に参画する。
国際線利用者に対して、インターネットとバイオメトリクス技術を活用してチェックイン・保安検査・出国審査など一連の国際線搭乗手続きの簡素化と迅速化を進め、利用しやすい空港づくりを目指した実証実験を行っていく。
今回の実験は、安全で迅速な国際線渡航の実現にむけて、国際空港の高度IT化を先導する「e-エアポート」構想の一環となる実験で、ICカード（実験用SPTカード）を旅客IDとして活用し、搭乗手続きに加え、保安検査、出国審査においてもその活用についての実験を行うなど、旅客手続き全般にわたり実施するもの。
2003年12月より、成田空港の旅客ターミナルにおいて、『バイオメトリクス機能搭載の自動チェックイン機』と搭乗口における『顔認証による搭乗改札方式』という2つの実験を含む「e-チェックイン」実証実験を国土交通省、（現）成田国際空港株式会社・NTTデータと共に実施した。
