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凸版印刷/RFID技術を用いた機密情報管理システム販売開始

2005年01月20日/未分類

凸版印刷(株)は「個人情報保護の総合支援サービス」の一つとして、情報セキュリティ分野のキーデバイスであるICカードとICタグを利用した「機密情報管理システム」の販売を開始した。

これにより、PCやネットワーク上の機密情報、物理的なファイル等で存在する機密情報を総合的に管理することが可能になり、個人情報管理のニーズが高まる金融業界に提案を行っていく。

企業や団体では、2005年4月に施行が予定されている「個人情報保護法」への対応に向けて、個人情報の保護対策が急務となっている。

特に金融業界では多くの金融情報を含む個人情報を抱えており、金融監督庁からも「個人情報保護のガイドライン」の策定が進められるなど、厳しい情報管理が求められているが、個人情報をはじめとする機密書類や図面等の物理的に存在する重要情報の管理に関しては、人的運用に任せたアクセス制限や情報検索しか行えず、セキュリティ管理や効率的な業務推進の弊害になっている。

機密情報管理システムは「ICタグ対応オフィス文書管理キャビネットシステム」として、リーダ/ライタ内蔵キャビネットでICタグ貼付の書類ファイル等を管理し、ICカードでキャビネットを施錠/解錠(電子錠内蔵)を行う。

必要な書類ファイルの検索が端末で自動化可能で、重要書類ファイルの保管状況の高頻度な監視が行え、部外者の重要書類ファイルの不正持出しを防止できる。
また、ファイルの貸出し/返却時の「誰が」「いつ」「何を」の情報を完全自動記録ならびに検索が可能(貸出し帳簿の不要)になる。

主な保管内容は重要書類ファイル、図面ファイルなどで、参考価格はキャビネット5連約500万円。

本キャビネットシステムは(株)岡村製作所、日本信号(株)が共同開発した「I-TagCabinet」、「IS-Cabinet」の技術をベースに構築している。

この他、凸版印刷がこれまで多くの導入実績を持つ、社員証ICカードによる「入退室管理システム」や、端末やデータベースへのアクセス管理ができるPCセキュリティシステム「SmartOn」などのサービスと統合化し、オフィス文書の管理に関する総合的なソリューションを提供する。

凸版印刷では本システムを、個人情報、技術情報、経営情報などの機密書類や契約書、証券等の重要書類のファイル管理システムとして金融業界をはじめ、広く一般企業、自治体などに提供を図っていく予定。

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