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石川島播磨重工/田無工場の生産機能を相馬工場に移転

2005年01月30日/未分類

石川島播磨重工(IHI)は、平成19年10月に航空エンジンおよび宇宙機器部品の工場である田無工場(東京都西東京市向台町、敷地面積93,700㎡)を閉鎖するとともに、その機能を相馬工場(福島県相馬市大野台)に移転し、集約する。

IHIは、現在、4つの航空エンジン工場を保有しているが、生産性、国際競争力を更に向上させるために生産体制の見直しを検討してきた結果、田無工場の閉鎖を決定した。

これにより平成10年に設立した相馬工場に新たに建築面積28,000㎡の建屋を建設し、田無工場における航空エンジンの中小型部品などの製造機能を移転する。

ジェットエンジンの生産を4つの生産体制から3つの生産体制に集約することにより、工場の運営費用の削減を図ると共に、関連部門の集約により、より迅速な対応が可能となる。

田無工場は、昭和32年に航空エンジンの専門工場として設立し、現在まで約50年にわたり主に防衛庁向けおよび民間航空機用ジェットエンジンの各種部品の製造・修理を行ってきた。

田無工場の移転作業は、平成18年4月から開始し平成19年10月に閉鎖、それに伴う相馬工場の新建屋の建設は平成18年3月までに完了する予定です。田無工場の約1000名の従業員のうち、約半数が相馬工場に異動し、残りは瑞穂工場と新たに瑞穂工場近接に設置を検討している事務所ビルへ異動する予定。

なお、田無工場の跡地は、売却を検討している。

田無工場閉鎖後の航空エンジンの生産体制

工場名主な事業内容所在地敷地面積
瑞穂工場航空エンジンの最終組立および整備東京都西多摩郡瑞穂町殿ヶ谷155,000㎡
呉第二工場航空エンジンの大型部品の製造広島県呉市昭和町47,800㎡
相馬工場航空エンジンの中小型部品の製造福島県相馬市大野台226,200㎡

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