（株）ハマキョウレックスの平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況（連結）は下記のとおり。
当第3四半期におけるわが国経済は、景気は踊り場にきているともいわれているが、総じて景気は回復基調が見られ、円高、原油高に加え台風、地震、暖冬等の異常気象に見舞われたものの、全般的に底固く推移した。
こうした中、物流の効率化と物流コストの削減を実現し、より一層の高収益体質を目指す企業が増加しており、物流のアウトソーシングの機運は引続き高まってきている。
同企業グループは、従来は3PL物流を中心とする物流センター事業が90％以上を占めていたが、当第3四半期より、子会社化した3社「近鉄物流（株）・高塚運送（株）・（有）さくら物流」を連結対象に加えたことにより58％まで低下し、貨物自動車運送事業のウエイトが42％へと高まっている。
また、財政状態及び経営成績におきましても大きく変化している。
当第3四半期における物流センター事業の受託件数は2社となり、うち1社は2月より既存センター内で、あと1社は3月以降のオープンを予定している。
期初よりの物流受託件数は9社となり、物流センター数は2～3月の開設予定分を含め現状40か所となる見込み。
貨物自動車運送事業は、近鉄物流㈱のグループ入りにより、車輌ルートの全国網が構築でき、物流センターにおける足（配送）の部分が強化されたことから、今後、グループ内の連携を緊密化し、相互に経営資源の有効活用に努めている。
当第3四半期は、暖冬による物量の停滞感があったものの、連結対象が増加したこと等により営業収益は333億14百万円(前年同期比86.2％増)、経常利益は19億4百万円(同30.8％増)、当四半期純利益は8億26百万円(同27.7％増)となった。
