旭化成せんい(株)と旭陽産業(株)は、中国・寧波市の寧波宜科科技実業股イ分有限公司と合弁で「ベンベルグ」裏地の染色・加工・販売会社を設立した。
中国において、高級衣料品向け資材の生産・販売の拡充をめざす宜科と「ベンベルグ」を使用した高級裏地のグローバル戦略強化を計画中であった旭化成せんいグループとの基本的考え方が合致したことから、昨年末に合意書の締結、合弁会社の設立した(中国当局による計画の批准、営業許可も昨年末に取得済み)。
合弁会社は、社名を寧波宜陽賓覇紡織品有限公司とし、登録資本金800万米ドル(授権資本2,000万米ドル)、出資比率は宜科が75%、旭陽産業が25%で、中国国内向けに「ベンベルグ」100%の紳士裏地を生産・販売するが、将来的には対象を婦人裏地、交織裏地に拡大することも射程に入れている。
旭化成せんいは、同社に技術指導を行い、また「Bemberg」・「賓覇」商標の使用を許諾することで、合弁会社をサポートする。