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中外製薬/2005年初より新基幹業務システム稼動

2005年02月06日/未分類

中外製薬(株)は、基幹業務システムパッケージソフトとしてSAP社のERPパッケージソフト「R/3R」を導入、2005年1月より稼動を開始した。

中外製薬では、かねてから基幹業務システムをメインフレーム系からERPに切り替える検討を進めていたが、ロシュとの戦略的アライアンスを契機に、既にロシュ・グループが導入し稼動させているERPパッケージソフト、SAP「R/3R」の導入を決定、2003年4月よりSAP導入プロジェクトをスタートさせた。

プロジェクト・マネジメントは自社で行うこととし、その推進に当たってはSAP「R/3R」導入支援に実績のある(株)日本総合研究所、東洋ビジネスエンジニアリング(株)、SAPジャパン(株)、(株)日立製作所、コーポレート・インテリジェンス(株)、RWDテクノロジーズジャパン(株)の各社と合同チームを組織することで、開発を進めてきた。

またSAP「R/3R」導入方法に関しては、経営資源のリアルタイムでの一元管理と業務の統合的な運用を目指し、会計・生産・販売・物流に、新たに間接材電子購買システムを加えた、いわゆる基幹業務システムを全て同時に切り替えるビッグ・バン方式での導入を図ることとし、1年9カ月の開発期間を経て、当初予定どおり、ことし1月5日より順調に稼動させた。

中外製薬は今後、SAP「R/3R」を最大限に活用した、①経営の戦略的意思決定ツールの構築、②ロシュ・グループと共通の経営情報基盤の導入、③業務プロセスを明確化した上での必要なBPRの実施、④メインフレーム系システムのブラックボックス化からの脱皮などの実現を通じて経営効率の向上・改革を推し進めていく。

なお、BPRによる効果と間接材電子購買システム導入により、費用削減効果は2009年までの5年間の累積で約66億円を見込んでおり、導入のための総投資費用は5年以内に回収できる見込み。

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