中外製薬(株)は11月22日、2005年2月に公表した生産体制再編について、当初国内5工場を2工場に集約するとしていた計画を見直し、閉鎖することにしていた東京都北区の浮間工場の閉鎖を取りやめると発表した。
当初計画では、2010年初頭をめどに宇都宮工場(栃木県宇都宮市)と藤枝工場(静岡県藤枝市)の2工場へ集約することにしていた。しかし、浮間工場でのバイオ原薬の製造設備の長期的な活用にめどが立ったとして、宇都宮工場への設備移管・集約に比べ、現有資産・資源の有効活用に大きな効果が期待できることから、閉鎖を取りやめるもの。鎌倉工場は、当初計画通り2010年末をめどに閉鎖し、3向上体制に再編計画を変更する。