遠州トラックが2月9日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は135億9700万円(前年同期比6.6%減)、営業利益6億2200万円(18.3%減)、経常利益5億500万円(27.3%減)、当期利益2億800万円(27.2%減)となった。
第3四半期は、昨年6月に開設した福島営業所や11月に稼働した厚木要冷センターなど新規業務の拡大に努めたが、化学品、自動車関連などの主力貨物が引き続き低迷した。事業別の売上高は、物流事業が134億6300万円(6.4%減)で、内訳は輸送部門が90億3900万円(7.3%減)、倉庫部門が44億2300万円(4.7%減)。
その他事業(不動産事業)の売上高は1億3400万円(22.8%減)だった。
通期は元従業員の不正行為による税務当局からの更正処分で、5900万円の損失を計上するため売上高192億円(3.7%増)、営業利益8億7000万円(4.7%減)、経常利益7億2000万円(15.5%減)、当期利益3億2000万円を見込んでいる。