ジェトロは、アジア・クイックDI調査の2月実施結果を公表した。
アジア進出日系企業の景況感は、国・地域によってばらつきがみられたものの、全体では7ヵ月連続の低下となり、4ヵ国・地域でマイナスとなった。先行きの景況感もほとんどの国・地域で2月よりも低下し、6ヵ国・地域でマイナスとなった。
ASEAN5
2月の業況判断DIは、前月と比べてタイで上昇、マレーシアでほぼ横ばいだったが、シンガポール、インドネシア、フィリピンでは低下、全体では6ヵ月連続の低下となった。シンガポール、フィリピンは1年5ヵ月ぶり、マレーシアは2ヵ月連続のマイナスとなった。2~3ヵ月先の見通しはインドネシアを除くすべての国で2月より低下し、シンガポール、マレーシア、フィリピンは引き続きマイナスとなった。
中国・北アジア
2月の業況判断DIは、7ヵ国・地域のうち4ヵ国・地域で前月と比べて上昇したが、全体では8ヵ月連続で低下し、1年7ヵ月ぶりにマイナスに転じた。特に中国(華南)の低下幅が大きかった。2~3ヵ月先の見通しは中国(華東、華南)を除くすべての国・地域で2月より低下した。中国(華南)、台湾、韓国はマイナスとなった。
アジア・クイックDI調査2月調査結果概要は下記アドレスを参照。http://www.jetro.go.jp/news/releases/20050222670-news/gaiyou.pdf