(株)ディーアンドエムホールディングスは3月4日、中国広東省中山市小欖鎮で、新工場を開所した。
小欖鎮の新工場は、D&Mにおける生産活動の中心的役割を担うべく、立ち上げられた。購買・生産におけるコスト競争力を強化するとともに、中国市場におけるビジネス開拓にも役立てていく。
昨春の起工式から7ヶ月、2004年12月に完成したこの工場からは、既に2月1日にデノンのヨーロッパ向けシステムコンポを初出荷した。
3月以降もデノンのシステムとAVアンプ、マランツのアンプとCDプレーヤーなどの生産を始めるほか、5月頃からは中国国内向けにデノンのシステムの出荷も計画している。
福島県白河市の生産拠点は、高級品を中心とした生産活動に集中していく予定で、小欖鎮の工場はこの白河の生産拠点をモデルに、品質面において、中国でもトップレベルを追求していく。
現在は生産ライン2本を100名の従業員で対応しているが、7月には現在の倍の4本に生産ラインを増やす計画。