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西友/ウォルマート方式物流拠点稼動へスタート

2005年03月03日/未分類

(株)西友は2月28日、専用大型物流センター(埼玉県三郷市)の建設に着工した。

2006年夏に稼動予定の「三郷物流センター(仮称)」は、常温・チルド・冷凍の全温度帯、全商品カテゴリーを扱い、交通アクセスに優れた立地を生かして、首都圏に多く店舗をもつ西友の物流重要拠点となる。

着工に先立ち、運営および配送の委託先も決定し、今後、協働して人員確保、マニュアル作成、トレーニングを行っていく。

ウォルマート仕様の物流センターシステムを取り入れることにより、現在200を超える店舗に導入しているウォルマート方式の店舗システム(名称「スマートシステム」)、600社を超える取引先に商品の売上や在庫の情報を提供する「リテールリンク」、そして店舗に自動的に商品を補充する自動補充システムがつながり、取引先から西友店頭までをカバーするサプライチェーンを網羅することが可能となる。

現在、扱い温度帯が異なる物流拠点が首都圏に9箇所あるが、三郷物流センターを含めた、全温度帯・全商品カテゴリーを扱う物流拠点2箇所に集約していく。

西友は、2003年後半以降18ヶ月の間に、首都圏の既存センターで、センター作業の生産性を40~45%改善してきた。

今回、24時間稼動・全カテゴリー取り扱いの三郷センターが稼動することによって、さらに3割程度の効率改善を想定している。

2003年にウォルマート方式のシステムを導入し、基盤整備をすすめてきた西友は、「三郷物流センター」が稼動することにより、基盤整備のもうひとつの大きな柱であるウォルマート方式の物流と自動補充を結びつけたサプライチェーン構築の、大きな一歩を踏み出すこととなる。

三郷物流センターの体制は、施設開発と保有者はプロロジス。運営主体が(株)西友で、配送運営委託先はエクセル・ジャパン(株)。

西友三郷物流センター(仮称)概要
建設地:埼玉県三郷市彦倉2
述床面積:約45,000㎡
建物構造:地上3階(中2階有り)
扱い品目:冷凍食品、生鮮・チルド食品、加工食品、衣料品、住居用品
扱い店舗:50~100店舗
稼動予定:2006年夏

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