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日本通運、三菱商事/中国国内物流事業で提携

2005年03月10日/未分類

日本通運(株)と、三菱商事(株)は、急速に物流需要が拡大している中国において、輸送網の拡充や品質・サービスのより一層の向上を図るため、中国の国内物流事業に関して資本・業務提携を行うことで合意した。

両社は、ことし6月までに、共同で持株会社(社名未定、資本金約12億円、出資比率は日本通運51%、三菱商事49%)を日本に設立し、現在、両社が中国で運営している物流子会社のうち6社に出資、経営に参画する。

この6社が保有する倉庫や配送拠点、トラック輸送網などを共有することで、6社の国内物流事業を今後5年間で現状の約2倍に拡大するほか、国際物流への展開にもつなげていく。

また、今回の提携事項を、中国における両社グループの物流子会社全体が活用することにより、両社合計で中国のほぼ全土に広がる34都市106拠点、倉庫面積約25万㎡の物流網を保有することになる。

日本通運は、早くから国際輸送業務を中心に倉庫や国内配送拠点を沿岸部主要都市に展開し、日系物流企業として中国で最大級の事業規模を誇り、物流専業者としての高度なノウハウや人材の豊富さに強みを持っている。

三菱商事は、上海を基点に北はハルピンから南は広州、東は上海から西は成都、昆明まで中国のほぼ全域をカバーする配送網を保有し、総合商社としてあらゆる顧客二―ズや複雑な許認可制度への対応力の高さを強みとしている。

このため、両社既存のネットワークには重複が少なく、事業の規模のみならず地域的拡大を効果的、効率的に実現できるうえ、お互いの得意分野を共有し、補完し合うことで、両社全体の中国物流事業拡大を目指す。

持株会社が出資、経営に参画する物流子会社6社:日通国際物流(上海)有限公司、蘇州日通国際物流有限公司、日通国際物流(深セン)有限公司、日通国際物流(珠海)有限公司 (以上、日本通運が出資する倉庫会社)、上海浦菱儲運有限公司(三菱商事が出資するトラック輸送会社)、北京環捷物流有限公司(三菱商事が出資する倉庫会社)。

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