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三菱商事、日本通運/中国80都市に定期混載トラックサービス開始

2006年02月23日/国際

日本通運(株)と三菱商事(株)は3月1日、出資・経営に参画する「上海浦菱儲運有限公司」(本社:中国上海市、社長:波多野守一)が中国80都市に配送網を持つ定期混載トラックサービスを開始する。

日本通運と三菱商事の両社は、昨年9月に中国国内物流事業に関する持ち株会社「日通エム・シー中国投資(株)」を設立、輸送網の拡充、品質・サービスの向上に向けた準備を進めていたもので、同社が「上海浦菱儲運有限公司」に出資・経営に参画する。

定期混載トラックサービスは、上海を中心に広州、北京を結ぶ往復幹線輸送と内陸部に向けた6幹線ルート、広州から北京、厦門への2ルートなどの一次輸送を平日毎日運行し、その中継拠点から最終顧客への二次配送を行う。

二次配送は上海拠点21都市、北京拠点11都市、広州拠点20都市を含む80都市となり、生産・販売拠点が拡大する中国でより広範囲な顧客ニーズに対応する。

「上海浦菱儲運有限公司」は1996年三菱商事により出資・設立以来、日系電気メーカー、OA幾器メーカー、生活用品メーカーの中国国内全土への製品輸送を10年間にわたり取り扱ってきており、日本通運、三菱商事の提携により物流専業者として豊富な人材や実績を持つ日本通運のノウハウを活用することで、より多くの都市にきめ細かい、少量多頻度輸送にも対応したサービスを提供して行く。

今回実施するサービスは中国各地で営業展開する日本通運グループ各社と三菱商事の物流子会社が販売を行い、従来からのOA機器、生活用品やテレビ、デジタルカメラなどの消費財に加え、新たに日系電子部品メーカーからセットメーカーへの工場間物流などもターゲットに年間約10,000トンの取扱いを見込む。

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