田辺製薬（株）は10月1日、小野田工場を会社分割し、新たな生産会社を設立する。
生産新会社の設立は、4月からの薬事法改正施行を機に、俊敏でフレキシビリティのある生産体制を構築するとともに、さらなるコスト競争力の強化と独自の製造技術の維持・向上を目指すもの。
生産新会社は、医薬品製造会社として、独自かつ迅速な経営判断ができる自己完結型の企業となり、製造委受託や就労形態の多様化に対応し、田辺グループの主要な生産拠点として生産機能を集中することによって、必要な製造技術の維持・向上とコストの低減を図る。
分割方式は、同社を分割会社として、設立する新生産会社を承継会社とする新設分割を予定している。今後、労働組合とも十分な協議を行い、6月開催予定の定時株主総会での分割計画書の承認等、必要な法的手続きを経て、実施する。
生産新会社の概要
会社名：未定
設立年月日：2005年10月1日（予定）
本社所在地：山口県山陽小野田市
工場所在地：同上
代表者：未定
資本金：1億円
従業員数：約390名
事業概要：医薬品の受託製造
主要製品：ヘルベッサー、タナトリル、ガストローム、メインテート、サアミオン、タリオン
