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東京部品工業/中国に合弁会社

2005年03月30日/未分類

東京部品工業(株)は、日本の4~5倍の大型車両市場規模を有する中国で、最大の自動車メーカーである第一汽車の自動車部品部門である一汽四環集団底盤部品有限公司が主導権を有する、長春世立汽車制動零部有限公司と、摩擦材を製造販売する合弁会社を設立する。

中国ではGDP拡大に伴う商用車需要の拡大、排ガス規制による環境対応、高速道路網の急速な拡大整備を背景に、商用車の品質高度化が重要課題となっている。

第一汽車、第二汽車を中心に、海外技術の導入を含め短期間での目標達成に邁進している所で、部品と材料の高度化が必須条件となっている。

また現在、中国の商用車用ブレーキ摩擦材製品は、一般に40%のアスベストを含み、合弁会社は、同社からの技術導入により、高品質で超廉価なノンアスベスト摩擦材を、製造、提供する。

同社として、中国だけでなく発展途上国でのノンアスベスト化の展開が可能となり、地球規模での環境改善に寄与する事が期待される。

なお、同社の中国摩擦材事業は、1996年中国での摩擦材製造を広東省東莞市で開始し、2004年2月開発機能が中国で稼動。

中国素材の活用を含めた大幅なコストダウンによるグローバル戦略商品の開発を開始しした。

2004年4月工場の一部を独資(100%資本)の中国法人に転換。旧来の生産拠点機能から、中国市場への販売も視野に入れ、合弁会社の製品が、中国最大の第一汽車の次期車両に装着される事で、同社ブランドが中国市場に浸透することとなる。

合弁会社の概要
払込資本総額38百万元(約5億円)
出資比率:同社:世立=60:40
場所:吉林省長春市高技術工業開発区
新工場(敷地18,800㎡、建屋8,000㎡)建設予定
設立見込み2005年6月
操業開始予定2005年11月
年間売上見込10億円
製品及び販売先:第一段階の製品は、第一汽車が製造する普通トラック・バスに装着するノンアスベストライニング

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