(株)西松屋チェーンは、平成17年2月期決算短信で、物流面でのコスト低減を掲げている。
中長期的な経営戦略および対処すべき課題のなかで、商品の投入から販売に至るまでの過程をITを利用することで効率よく管理する計画も進めている。
これらの戦略を推し進めるためには、取引先も含めトータル的な物流の合理化が必要であり、仕入原価の低減、店舗への配送コストの削減および店舗での荷受・荷出作業の合理化等を目的として、物流システムのさらなる改善に取り組んでいくとしている。
経営成績では、物流面において店舗の広域化や店舗数の増加に合わせて全国各地の要所に物流基地を整備し、さらに物流コストの削減に努めてきた。
次期の見通しでも、前期に引き続き、店舗マネジメント強化のための従業員教育制度の充実、全国チェ-ンのインフラに対応できる物流網の整備にも努める。
さらに、ITを利用した新商品管理システムの構築により、仕入原価や配送コストの低減と店舗でのオペレーションコストの削減に繋げ、さらなる業績の向上に努める方針だ。