(株)セブン‐イレブン・ジャパンの平成17年2月期決算短信(連結)の主な物流戦略は下記のとおり。
経営成績
商品面は、ファスト・フードの更なる品質の向上とトレーサビリティーの強化をめざし、生産インフラの整備を図った。
特に、野菜のプロセスセンターの設置により、収穫・輸送・保管の全ての段階で野菜を低温に保つ「コールドチェーン」の導入を進め、より新鮮で美味しい商品をの届けるのが可能になった。
店舗運営面は、引き続き発注精度の向上に努めることはもとより、接客販売の強化および各種予約・催事商品への積極的な取り組みなどにより、売上の拡大に努めた。
EC事業は、インターネットサイトによる商品・サービスの提供を中心に据え、注文した商品の受け取りと代金の支払いがいつでも近くのセブン-イレブン店舗で行えるという利便性を活かして品揃え強化に努めた。
配食事業は、事業構造の見直しを実施し、セブン-イレブンの店舗網を中心にお客さまに豊かな食生活を提案する事業スキームへの切り替えを図るとともに、営業エリアを関東地方の1都6県にまで拡大した。
次期の見通し
昨秋より光通信回線による新情報ネットワークの構築を進めているが、4月末までには完了する見込みであり、第6次総合情報システムの導入に向けたインフラが整備されることになる。
海外展開面は、米国の7-Eleven,Inc.は、新商品や新サービスの開発、単品管理技術の向上などにより業績の向上に努めたが、今後もファスト・フードを中心とした品揃えの強化、サービスの拡充、積極的な店舗開発、東南アジアにおける業容の拡大等により、更なる成長を目指す。