フェデックス・エクスプレスのマイケル・ダッカー国際部門執行副社長は、シカゴで開かれた航空サミットの席上、米国と香港との間でのオープンスカイ(航空自由化)政策の必要性を訴えた。
同副社長は「米中間の貿易を制限するのではなく、促進するために、香港は即座に完全な航空自由化を進めるべきだ。時間をかけて発着枠を与える方法をとるべきではない」と述べた。
さらに同副社長は「航空自由化は1944年にここで開かれたシカゴ会議で合意された。だが、その自由化は世界貿易の発展と足並みをそろえていない。足かせとしての規制がはびこる事態となっている。ここ20年間で倍増した世界の国際貨物輸送のうち、航空貨物が占める割合は、金額ベースでは40%を占めるものの、数量ベースでは2%を占めるに過ぎない」と強調した。