LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

東洋インキ製造/物流最適化

2005年05月11日/未分類

東洋インキ製造(株)の平成17年3月期決算短信(連結)における主な物流内容は下記の通り。

経営成績
成長地域である中国での事業拡張は順調に進み、上海(華東地区)に新会社(上海東洋油墨制造有限公司)による大型工場を建設し、平成16年9月にグラビアインキ、樹脂、粘接着剤の生産を開始、新規顧客も増加し拡販が進んでいる。

さらに今後は、中国市場向けの缶用塗料、塗工材料などの幅広い製品の生産を順次に開始していく予定で、天津(華北地区)の印刷インキ・顔料一貫拠点では、オフセットインキの中国極でのマザー工場機能の強化を図り、順調に増産、拡販を進めている。

また珠海(華南地区)では、プラスチック用着色剤の新工場を平成16年12月に竣工し、平成17年6月よりの本格生産を予定している。

第2に「収益向上のため、有形のモノ、金、人数の節約を徹底する」方針では、有形の経営資源の節約を徹底し、印刷インキ関連の生産・物流・技術の埼玉製造所への集約は、平成16年5月に完了、徐々に一元化による効率化の効果があがってきた。

平成16年4月より、サカタインクス(株)との業務提携による関西圏内の共同配送を実現し、物流の効率化を図った。

さらに中国、インド製の廉価品の攻勢や、原材料の高騰により厳しい環境が続いている顔料事業については、欧州で不採算事業の整理を進めるなど、世界的規模での生産体制の見直しを図っている。

次期の見通し
印刷インキ事業は、国内では、埼玉製造所への生産・物流・技術機能の集約と、関西圏の共同配送などによるコストダウンの成果を着実に上げている。

製品体系の見直しにより、収益構造の改善を図り、ICタグ用などの導電性インキや、RC(ラジエーションキュア)タイプの機能性コーティング材の市場投入を計画している。

海外は、上海(華東地区)の新会社でグラビアインキの増産と拡販および技術のハード、ソフト面の拡充を進め、収益基盤の強化とトップブランドの構築を目指す。

天津(華北地区)の印刷インキ・顔料一貫拠点では、生産効率の向上とコストダウンを進め、さらなる市場を開拓し拡販を図り、東南アジアの生産拠点として、マレーシアでオフセットインキ、グラビアインキの増産を順次予定している。

高分子関連材料事業は、国内で、新しい高付加価値製品群の市場投入比率の拡大と生産体制の見直し、購買戦略、物流の最適化、販売チャネルの強化による生販技一体のトータルコストダウンを図る。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース