（株）ツムラは、平成17年3月期決算短信(連結)の会社の対処すべき課題として、下記の内容を挙げている。
中国においては、平成16年8月から合弁会社上海津村製薬有限公司の日本向け漢方エキス粉末製造工場が稼動しており、平成17年1月から日本への輸出が開始され、よりコストダウンを意識した生産計画が重要な課題となる。
生産能力の増強と製品の安定供給として、中長期的にみると、医療用漢方製剤の一層の需要拡大が見込まれる。現行生産設備の負荷を軽減するとともに生産に関するリスクをヘッジし、安定供給を行うため、平成16年8月に茨城工場の増設計画を決定し、平成19年1月稼動を目指して準備を進めている。
今後、静岡・茨城の国内両工場と上海工場を含めた、漢方製剤の安定供給体制を一層充実する。
経営改善の一環として、グループ経営のあり方を改めて検討していく必要があると考えている。具体的には、漢方製剤の原料生薬の調達に係わる合弁会社及び子会社の業務内容の整理、業務分担方針の明確化及び効率化であり、物流業務に係わる子会社と物流センターの機能整理の検討を行っていく。
