三井物産、ダスキン／FC展開加速へ共同出資会社を設立

三井物産とダスキンは2月7日、2006年3月に設立したフランチャイズ育成投資事業有限責任組合の投資先企業が行う事業について、迅速にフランチャイズ展開するための共同出資会社を1月に設立したと発表した。
設立した新会社はフランチャイズ・パートナーズ（FCパートナーズ）で、三井物産とダスキンが共同で設立したFCファンドの投資先企業が行う事業の中からフランチャイズ展開が有効と判断したものについて、国内でのフランチャイズ展開権を取得し展開していく。
具体的には、FCファンドが出資した優良な企業の事業ノウハウを活かしながら、三井物産が持つ情報収集などの総合力、物流ノウハウ、ダスキンが培ってきたフランチャイズに関するノウハウを活かすことで、短期間に優良な事業をフランチャイズ展開することが可能となる、としている。
事業については「市場性や成長性に加え、収益性が高く、短期投資回収が見込める事業」を対象にする。具体的には、3月からフード事業、健康関連事業などでの事業説明会を、ダスキンの既存加盟店など事業希望者に対して開催し、4月から加盟契約開始、6月には一部事業で出店を行う。
2009年3月期には、4事業を手がけ68拠点（店舗）の加盟契約を、2012年3月期には7事業を展開、630拠点（店舗）の加盟契約を見込んでいる。