東芝テック（株）は、2007年度を最終年度とするグループの中期経営計画を策定した。
「バランスのとれたグローバル企業としての確立を目指す」ことを骨子とし、技術革新をはじめとしてグローバルでの市場競争が激化しており、事業環境は引き続き厳しいとの認識のもと、事業構造改革・コスト構造改革を継続した実行により、2007年度には、連結ベースで売上高5,000億円、営業利益250億円、当期純利益110億円の達成を目指す。
重点戦略として、生産・開発の海外シフト、国内外販売拠点の整備・拡充、グローバル・ロジスティクス体制の再整備、IT活用による業務改革、リソースの有効活用など、東芝テックグループの更なる総合力発揮のための構造改革を進め、成長分野・新事業など重点分野に厳選した資源投入を行うとともに、グローバルSCMの構築により棚卸資産の圧縮を図るなど資産の効率化に努め、実質無借金体質の維持・拡大、自己資本比率の高レベル維持など、強靭な財務体質の構築を目指す。
