UPSは、トラッキングなどの輸送業務を効率化するため、4つの車内無線コミュニケーションシステムにアクセス可能な次世代携帯コンピューターをドライバーに配備する。
このコンピューターは、同社がこの種の携帯コンピューターを初配備した1991年以来、4世代目となるデリバリー・インフォメーション・アクィジション・デバイス(DIAD Ⅳ)。前世代のものよりも小さくて軽く、簡便なのが特徴。画面に現われる色コードを使用してメッセージを送ることができる仕組みも付加されている。
ドライバーはGPSシステム、配送センターに即座にアクセスすることができる。目的地の位置を正確に知ることができるようになるほか、間違った道に入った場合に警告音を鳴らして知らせる仕組みも加わった。配送センター側にとっては、貨物を輸送するために最適なドライバーを割り出すことができるようになる。
同社はDIAD Ⅳの約1年間以上におよぶテスト運用を終えたばかりで、今後、年末までに米国内に3万2000台、国外に8000台を配備する。2007年末までには米国内外合わせて7万台以上を配備する計画だ。