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沖電気、太平洋セメント/ワイヤレスモニタリングシステム共同開発

2005年06月12日/未分類

沖電気工業(株)と太平洋セメント(株)は、パッシブ型RFIDを活用した構造物維持管理を目的としたワイヤレスモニタリングシステムの共同開発に成功した。

共同開発したワイヤレスモニタリングシステムは、土木や建築構造物の施工や維持管理におけるセンシングを目的とし、センシング機能付のRFIDタグを、構造物に取り付けるかコンクリートに埋め込んでおくことで、構造物劣化などの状態変化の検査を容易に行えるようにするもの。

本システムには沖電気の開発したRFID用LSI「ML7216」と、「ML7216」のセンシング機能を引き出すリーダライタとソフトウェアを使用使用。

電池を搭載しないパッシブ型RFIDとセンサを組み合わせて、構造物の状態をセンシングすることを可能としている。

周波数は水分による干渉の影響が小さい13.56MHz帯を使用し、センサインターフェースやCPUインターフェースを具備したRFIDタグをコンクリート構造物に埋め込んでコンクリートの状態検査/モニタリングに利用できる。

RFIDタグ用LSIは書換え可能な中容量のメモリを搭載し、検査記録をチップに残すことができ、LSIは省電力設計により電池を搭載せず、リーダライタからの電波エネルギーを利用し、各センシングが可能。

今後太平洋セメントグループでは構造物の施工、維持管理への用途を探査するとともに、センシング機構や構造物に取り付けた際の通信テストなど実用面での検討を行う。

利用用途として、積算温度測定によるコンクリート強度発現の推定、型枠へのコンクリートの充填検知、ひび割れの進展、鋼材腐食、疲労劣化など様々なアプリケーションを想定し、随時商品化を進める。

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