UPSは、有望な中国市場への対応強化策として、今年9月、中国国内の主要都市を結ぶエクスプレスサービスを開始する。同国内の主要23都市内で集荷した貨物については、翌日配達に対応できるようにする。
新サービス開始後、UPSは、中国国内で発生する国際貨物のうち80%が発生する都市地域をカバーすることになる。
今回の国内サービスについては、昨年12月の同社と中国企業シノトランスとの提携合意が基礎になり、実現に弾みがついた格好。
また、UPSのロジスティクス関連会社のUPSサプライ・チェーン・ソリューションズは、倉庫・集配送拠点を上海、蘇州など3都市に最近、新設したのに加え、今後2年間で、別の主要都市20カ所に同様の施設を建設する計画。同社の現時点での中国国内の物流拠点は40カ所に上る。