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日立、オラクル/大規模位置情報管理システム提供

2005年07月24日/未分類

(株)日立製作所と日本オラクル(株)は、日立が提供する位置検知システム「日立Air Location」が「Oracle Database10g」に対応し、オラクルが提供する位置情報管理フレームワーク「RTLSフレームワーク:Real Time Locating Systemフレームワーク」が利用可能な位置検知システムとして「日立Air Location」に対応する。

両者を組合せた大規模位置情報管理システムは2005年9月から提供開始し、両システムを連携させることにより、大規模システム対応時の「日立Air Location」における信頼性、堅牢性がさらに向上する。

「日立Air Location」は、GPSなどが不得意な、屋内や電波が届かない密閉空間で無線LANの通信インフラを活用した高精度な位置検知ができるシステム。

PDAや無線IP電話など様々な無線LAN端末がそのまま利用できるメリットから、今までに施設のセキュリティ、工場の工程管理、自動車関連、物流倉庫など多くの国内現場で利用されてきた。

今後は産業社会のさらなるIT化需要により位置管理端末数と位置検知回数が増え、また管理エリアも広大になっていき、業務システムとの連携の需要が増大すると想定されることから、大規模システムへの対応が急務となっている。

「Oracle Database」のクラスタリング機能「Oracle Real Application Clusters10g」は、ノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができる。

ノードの追加は、単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることから、24時間365日止まらない、信頼性の高いシステムを構築することが可能になる。

また、オラクルの位置情報管理フレームワーク「RTLSフレームワーク」は、「Oracle Database10g」と「Oracle Application Server10g」の機能を活用し、位置検知データの取得から、履歴情報の格納、空間検索のための位置データ変換、空間検索API、WebUIでの位置・情報表示機能を提供するもので、このフレームワークによりオラクルが多くの業種で構築している大規模業務データを容易に位置情報と連携させることが可能。

今回、両社のシステムを連結させることにより、(1)より高度な位置情報データの管理、加工編集、検索、表示が可能となり、(2)広大なエリアで基地局数や位置検知端末数の多い大規模システムを収容稼動できると共に、(3)システム全体の信頼性、堅牢性の確保が可能となる。

これにより例えば、作業員数の多い工場の生産工程管理、多くのコンテナが出入りする倉庫や港湾、広大なエリアに置かれた自動車の販売店や駐車場、多くの人が利用するショッピングセンタやテーマパーク、駅、空港、病院などの公共施設、などで高い需要が見込まれる業種アプリケーションをターゲットに、両社協力して営業活動を活発にしていく。

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