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オラクル/RFIDミドルウェアとSOA技術で村田機械大分工場の生産工程管理システム本格稼動

2006年12月01日/IT・機器

日本オラクル(株)は、繊維機械・工作機械・物流システムなどの産業機械やデジタル複合機などの通信機器のメーカーである村田機械(株)が同社大分工場で構築した新工程管理システムにおいて、日本オラクルのRFIDミドルウェアとSOA技術が採用され、10月下旬より本格稼動を開始していると発表した。

村田機械大分工場では、デジタル複合機をはじめとした、ライフサイクルが2年程度と短い製品を、需要に合わせて短期間で生産することが必要とされていた。

このため日本オラクルのRFIDミドルウェア「Oracle Sensor Edge Server」とSOA基盤「Oracle BPEL Process Manager」を利用し、村田機械の既存の販売計画システムと連携した新たな工程管理システムを構築した。

これによりこれまで以上に販売管理と生産管理の連携が可能となり、注文から納品までのリードタイムを大幅に低減させ、生産過多による在庫やその不良化を防ぐことを可能とした。

新システムでは工場内に設置されたRFIDシステムに生産の各工程の仕掛の情報をすべて集約することで、正確に現在の状態を自動的に取得することができるようになった。

また、SOA技術を使って、その情報と販売計画システムとを密接に連携させてリードタイムの短縮および、在庫の圧縮を行っている。

販売側のシステムのデータおよび製造工程のデータは全て村田機械本社の統合データベースシステムに集約されるため、すべての情報が一元的に管理されるだけでなく、さまざまな社内システムにおけるセキュリティの確保や、複数システム間の円滑な連携も行える。

さらに、村田機械は、統合データベースにオラクルのグリッド技術「Oracle Real Application Clusters」を活用することで、高性能・高可用性で一元的なデータベースシステムを構築している。

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