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トヨタ自動車/物流部門29,000トンCO2削減

2005年07月24日/未分類

トヨタ自動車(株)は、「環境社会報告書2005」を発行した。

物流に関する主な内容は下記のとおり。

物流部門は、完成車、部品の国内外輸送を担当し、2004年度の国内総輸送量は35億トンキロ。

完成車や部品の輸送時に発生するCO2の低減に向け、積載率の向上、共同配船等の効率的な輸送やモーダルシフトや燃費向上の観点で活動を進めている。

2004年度は、2万9,000t低減し、低減量目標を達成したが、生産増や生産拠点の遠隔地(九州、東北地区)へのシフトにより総輸送量、距離が増加したことから、CO2総量は28万5,000tとなった。

トヨタでは、これまでCO2原単位の小さい海上輸送や鉄道輸送への転換(モーダルシフト)を推進し、2004年度には九州向けエンジンの海上輸送への切り替えや関東地区からの空容器返却での
鉄道輸送化等を実施した。

さらに、このような従来の延長線上の活動に加え、鉄道輸送の利用拡大に向け、生産用部品での鉄道輸送を試験的に開始した。

モーダルシフトの事例では、2005年4月より、日本貨物鉄道(株)、日本通運(株)、トヨタ輸送(株)の3社と協力して、トラックよりもCO2排出量の少ない鉄道コンテナを使った生産用部品の輸送に試験的に取り組んでいる。

これは豊田地区部品センターと遠隔地工場(関東自動車工業(株)岩手工場)の最寄りのターミナル駅を利用し、部品を31フィート鉄道コンテナで運ぶというもので、鉄道輸送により、トラック輸送に比較すると年間約1,000t、海上輸送に比較すると年間約200tの低減効果が見込まれる。

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