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エクセル/2005年中間期決算報告

2005年07月31日/未分類

Exel plc (本社:英国、CEO:ジョン・アラン、以下:エクセル)は、2005年中間期(6月末決算)の収支決算報告を発表した。

2005年上期、エクセルグループは、中間期での課題である統合、業績、成長の主要三分野で、継続的に素晴らしい進捗を遂げた。

チベット&ブリテンの統合は非常に上手く進み、力強い業績を示している。イギリス、北米、メキシコでは、上期に拠点の合理化と事務管理部門の更なる統合を図った。

下期には北米で財務とITシステムの統合を行います。欧州本土では上期に7つの拠点統廃合が終了。下期に3つの拠点の統廃合が完了し、全てのオペレーションの統合は2005年末で完了する予定。

また、ブランド構築、追加的間接費の合理化、事務管理部門の統合が継続して行うが、中には既存の契約終了に依存するものもあるため、2006年をまたいで行われるものもある。

エクセル・ロジスティクス(旧富士通ロジスティクス、現エクセル・ジャパン)の業績は引き続き好調で、既に新規顧客を2社獲得している。パワーパッケージングは、この6ヶ月間、期待を超える成果を上げている。

中間期における業績は堅調で、財務結果にも反映されている。

コントラクトロジスティクス事業では、フランスとTBGメキシコでの進捗、TBG南アフリカとトレードチームのオペレーション面での進捗が特筆に値する。

フレートマネージメント事業では、全体の利益が改善すると共に、特に欧州における好業績が貢献し、売上高も2桁の成長を維持。7月にはアメリカで貨物輸送の再構築が完了し、今後の利益改善にむけて堅固な基盤の役割を果たす。

コントラクトロジスティクス事業とフレートマネージメント事業双方で、2桁の売上成長を遂げた。コントラクトロジスティクス事業においては、売上成長の伸びはアジア太平洋とアメリカで最も高く、また、欧州では、6ヶ月間の売上成長率としては2000年のオーシャングループ(旧MSAS親会社)とNFC:ナショナル・フレート・コンソーシアム(旧エクセル社)NFCの統合以来2番目に高い記録となった。

フレートマネージメント事業では、特に海上貨物輸送が2004年と同じペースで高成長を遂げ、航空貨物輸送では、昨年の下期に見られた輝かしい成長に比べると伸びは弱くなっているが、世界を3地域に分けた中では、フレートマネージメント事業の成長率は、欧州・中東・アフリカ地域が最も高く、一貫して成長している。

固定為替レートでは、売上高は46%増の3,639百万ポンド (2004年:2,500百万ポンド)、営業利益は55%増の90.5百万ポンド(2004年:58.5百万ポンド)。

買収効果を除き、現事業による成長で換算しても、売上高は11%増、営業利益は9%増。国際財務報告規準(IFRS)への移行により、利益が下期に多少偏るものの、年間利益に対する影響は比較的穏やかとなっている。

コントラクトロジスティクス事業の合計売上高は、固定為替レートでは73%増の2,440百万ポンド(2004年:1,413百万ポンド)、現事業による成長率だけでも12%増と大幅な成長を遂げた。

全体では、コントラクトロジスティクス事業の営業利益は、固定為替レート換算で64%増の67.4百万ポンド(2004年:41.2百万ポンド)となり、利益率は2.8%(2004年:2.9%)。

トレードチーム事業が不調であったため、営業利益は固定為替レート換算で2%の減少となったが、トレードチーム事業を除くと営業利益は9%増。

励みとなる結果は欧州本土で見られ、現事業による利益成長は30%、また利益率は昨年の1.6%から2.4%に成長した。

世界全体では、年額換算した新規契約の純売上は、200百万ポンド(2004年:170百万ポンド)の大幅成長が予測される。

フレートマネージメント事業の売上高は、固定為替レートで、10%増の1,199百万ポンド(2004年:1,087百万ポンド)と2桁成長となった。

売上成長率は、欧州で最も高く13%、アジア太平洋地域 で10%、アメリカ大陸では7%。営業利益は33%増の29.7百万ポンド(2004年:22.4百万ポンド)で、利益率は2.5%に伸びた。(2004年:2.1%)予測されていた通り、上期の航空貨物の成長は昨年上期の11%に比べ、4%まで落ち込んだが、地域別の成長率は、欧州4%、アメリカ大陸9%、アジア太平洋地域2%と全地域で成長した。

海上貨物輸送事業の売上は強い成長を維持し、昨年同期比25%増。これは、アジア太平洋地域からの輸出が特に堅固で29%増、アメリカ大陸では32%増となった。

アジア・パシフィック地域の業績
注:特に明記のない場合、2004年の売上及び営業利益の数値は、2005年の平均為替レートにて換算。
コントラクトロジスティクス
固定為替レート換算で、売上は174百万ポンド (2004年:75百万ポンド)と133%の大幅な増加。また営業利益は固定為替レートで5.1百万ポンド(2004年:2.8百万ポンド)に上昇し、利益率は2.9% (2004年: 3.7%)と。

ビジネスの成長に最も大きな影響を与えたのはエクセル・ロジスティクス(旧富士通ロジスティクス、現エクセル・ジャパン)の買収で、ビジネスの統合は順調に進んでいる。

朗報なのは、買収による効果により、2件の新規ビジネスを獲得した事。ひとつはグローバルな小売業の顧客、もうひとつはグローバルなパソコンメーカーで、両社とも既に世界の他の地域でエクセルが関係を構築していた顧客であり、今日エクセルが日本市場においても両社にサービスを提供できるだけの規模と能力を有していることが理解頂けた。

買収効果を除くと、現事業による成長は19%。買収を除く営業利益は前年同期比0.5百万ポンドの減少となったが、これは主に地域内でコントラクトロジスティクスへの投資を行った結果。

増加投資による利益享受はカンボジア、中国、インド、インドネシア、パキスタン、スリランカ、台湾とベトナムにおける50%を越える売上増加に現れている。

絶対比で最も利益率の増加が著しいのはインド、マレーシア、パキスタン、シンガポールであり、主にハイテク分野や小売分野の成長が顕著だった。

また、カンボジアではユニリーバ社、インドネシアではMakro社及びエリクソン社から新規ビジネスを獲得し今後も成長への貢献が期待される。

フレートマネジメント
固定為替レート換算で、フレートマネジメントの売上は、前年比で10% 増加し330百万ポンド (2004年: 300百万ポンド)でしたが、実質的にはこのうちすべてが現事業での成長だった。

アジア地域での航空貨物の輸出市場は低迷しているが、一方で価格競争はさらに厳しさを増している。

エクセルの輸出総トン数の成長は前年比2%と言う結果にとどまった。中国、インド、インドネシア及びタイでは力強い成長をみせたが、香港では小幅な伸びにとどまり、日本、マレーシア、及びシンガポールでの特にハイテク分野の顧客からの減少もあった。

しかしながら海上貨物では、混載サービスの29%成長を含め力強い売上増加が継続し、エクセル最大の海上貨物ビジネス拠点である香港を含め地域全体で素晴らしい業績を遂げた。

営業利益は15.8百万ポンド(2004年:14.5百万ポンド)に成長し、利益率は前年比と同じ4.8% 。

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