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プロロジス/中国・広州と天津で物流施設団地を開発

2005年07月31日/未分類

プロロジスは、中国・広州にある「プロロジスパーク雲埔」(Pro Logis Prak Yumpu)内に、Shenzhen ST-Anda Logistics Co.Ltd.(以下:ST-Anda社)用の物流施設2棟、合計賃貸スペース面積39,950㎡超を開発することを発表した。

同時に、天津経済技術開発区(Tianjin Economic-Technological Development Area.以下:TEDA)の子会社とプロロジスは、80%出資する合弁会社を設立し、TEDAの区域内に保税物流施設団地を開発することで合意した。

「プロロジスパーク雲埔」の開発は、プロロジスが100%出資する独資会社プロロジスパーク雲埔開発社(Pro Logis Park Yunpu Development Co.,Ltd.)を通じて土地の確保をすでに行い、今後同社を通じて物流施設の開発を行う予定。

また、「プロロジスパーク雲埔」の開発は、4段階に分けて進められる計画で、STAnda社用物流施設はその第1段階。計画が終了する際には、「プロロジスパーク雲埔」内に開発される物流施設賃貸スペースの合計は最大で約116,130㎡になる予定で。

ST-Anda社は、中国を代表する大手3PL業者であり、シンガポールを本拠地とし、アジア最大手の総合ロジスティクス企業であるSembCorpLogistics社の子会社。

「プロロジスパークTEDA」の開発第1段階は、合計4物流施設、55,212㎡、第2段階では合計73,695㎡の物流施設スペースが開発される予定で、最終的に合計は130,000㎡の物流施設スペースが開発される計画。

天津におけるプロロジスの合弁会社は、この「プロロジスパークTEDA」開発計画に約4,500万米ドルを投資する予定です。なお、開発の第1段階は、2005年の第3四半期に開始され、完了は2006年の第2四半期を予定している。

中国第4の規模を持つ天津港から5km、天津市街から40kmの場所に位置するTEDAは、1984年に設立され、計画されている開発予定地の合計は40キロ㎡となっている。

中国商務部によると、TEDAは中国で最も成功した開発区であり、輸出量とGDPは、過去7年間、中国国内のどの開発区よりも高い。また、2004年末までに、3,800社を超える国外企業による投資プロジェクトがTEDAで行われ、その外国直接投資総額は、121億米ドルに上ると中国商務部は発表している。

天津市は1,000万を超える人口を抱える、中国北部における北京に次ぐ第2の都市で、天津市は中国の重要な貿易港であり、2004年のコンテナ取扱量は380万TEUに達っしている。

さらに、フォーチュン・グローバル500企業の内、100社以上が天津市に投資を行っており、その中の44社がTEDAに投資し、TEDAに投資した企業の中には、トヨタ、ブリヂストン、Motorola社、Coca-Cola社、Samsung社、Kraft社などが含まれている。

プロロジスが、中国国内で開発を進めている物流施設団地開発プロジェクトは「プロロジスパークノースウエスト上海」、「プロロジスパーク蘇州」に、広州における「プロロジスパーク雲埔」、天津における「プロロジスパークTEDA」を加えると計4プロジェクトになる。

プロロジスは、今後も中国における主要物流拠点を中心に、物流施設ネットワーク構築を加速させ、中国国内における既存顧客、進出予定または在中の日本企業、各国グローバル企業のボーダレスな戦略物流ニーズに応える。

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