凸版印刷(株)は、繰り返し印字可能な「ICタグ内蔵リライタブルペーパー」を開発した。
ICタグの読み書きとリライト表示部の書き換えは三和ニューテック(株)と共同開発した専用プリンタで行う。
現在、工場や物流業界ではICタグを使って工程管理、物流管理の合理化を図る動きがあるが、依然としてバーコードをはじめ人の目によって確認できる「情報の表示」に対するニーズが高いのが現状。
「ICタグ内蔵リライタブルペーパー」は、ICタグ内の情報が本製品上に印字され目視できるため、工程指示書や荷票同様の役割を実現。
これまでの運用の流れをほとんど変更することなく、工場の工程管理や物流管理の効率化、合理化が期待できます。また、本製品は繰り返し使用することが可能なため、通常は使い捨てされる紙に替わってコスト削減、および環境負荷の低減に貢献できる。
主な用途は、FA(ファクトリーオートメーション)での工程指示書、物流の通い箱に付ける荷票などで、販売目標は、初年度2~3億円(ICタグ内蔵リライタブルペーパー・プリンタ)を見込んでおり、2006年春頃の販売予定。