日本郵船(株)グループの(株)MTIは、開発会社4社、郵船商事(株)、(株)エスマック、(株)増田研究所、バブコック日立(株)とともに、レジオネラ菌を殺菌処理する、「蒸気キャビテーション・オゾン殺菌装置」を開発、販売を開始する。
同装置は、衝撃波によるキャビテーションとオゾンの相乗効果を応用したもので、公衆浴場等での浴槽水の殺菌に効果がある。
同装置の特徴は、細菌の養分となる有機物を低く抑えることでレジオネラ菌の発生を抑制。また、従来の塩素投入方式では、塩素と有機物が反応し塩素臭が発生していましたが、同装置は有機物が少ないため塩素臭が抑えられる。
同社は現在、この技術を用いた船舶でのバラスト水処理装置実用化を目指している。