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オムロン/EPC Global仕様のC1G2準拠のRFID製品販売

2005年09月11日/未分類

オムロン(株)は10月、米国流通業界でのICタグ導入に対応し、EPCグローバル仕様のC1G2(Class1Generation2)準拠のICタグインレットとリーダライターを大手小売業への納入業者やラベル加工業者等に対してサンプル出荷を開始する。100万枚を越えるICタグインレットの量産出荷は2006年2月を予定している。ICタグインレットとリーダライターは、米国で使用されているUHF帯902~928MHzの周波数帯域に対応し、国際標準化団体EPCグローバルの規格であるEPCグローバルClassC1G2に準拠している。オムロンが独自に開発した「超音波を応用した実装技術」を採用し、ICチップのモジュールへの短時間実装が実現でき、さらにそのモジュールをコイルへ金属融着することで強力に接合することができる。その結果、高品質なICタグの大量生産が可能となり、低価格なICタグインレットを提供することができる。なお、これまでのEPC規格で最も使用されているClass1bに準拠したICタグインレットは、C1G2が拡大普及するまで継続的に生産していく。リーダライターは、現在普及しているEPCグローバル規格の第1世代(プロトコルClass0、Class1、Class1b)である各種のICタグを読み書きすることができ、出荷済みのリーダライターは、本体のソフトウェアを更新することでEPCグローバル規格C1G2にも対応する。ウォルマートは、1.サプライチェーン上でバーコードによる入出荷作業の削減、2.欠品による売上機会損失の防止、3.流通過程における不正行為防止、4.サプライチェーン上の商品追跡のコスト削減などの導入効果の検証をしてきた。また、ウォルマート・ストアーズへの納入業者であるサプライヤー、大手ラベルメーカーも、各ベンダーの開発したICタグのサンプル製品評価を行っており、ウォルマート・ストアーズは、2005年1月1日から、納入業者に対してパレット・ケースにICタグを装着するよう義務付けた。製品を梱包したケースや、それを積載するパレットにICタグを装着するため、ICタグインレットの需要は急激に増え、大型の商談が活発化している。EPCグローバルは、2005年1月、ISO/IECの国際標準化団体に対して、物の管理用RFIDである18000-6の国際規格に「タイプC」としてC1G2を提案した。この「タイプC」は、C1G2の規格がそのまま採用されることになり、2006年初めには国際規格になる見込みです。今後、多くのRFIDベンダーによるC1G2規格の製品開発および普及により、ICタグや機器の低価格化も望める。EPCグローバルについてEPCグローバルは、流通標準化機関である欧州の国際EAN協会と米国の流通コード機関であるUCCが共同で2003年9月に設立した非営利法人で、ICタグとネットワーク技術を組み合わせたEPC(Electronic Product Code)システムの管理および運営を行っている。ICタグシステムの研究と国際標準化を進めてきたオートIDセンターの研究成果を引き継いでいます。なお、オムロン株式会社は、EPCグローバルの会員です。日本では、(財)流通システム開発センターにEPCグローバルJAPANの窓口がある。

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