凸版印刷(株)は、企業内などクローズな環境で循環利用される物品(物流パレット、梱包材など)をICタグにより管理できるシステムを汎用化し、2005年末より販売する。凸版印刷では、ICタグを利用した物品管理のシステム構築を数多く手がけ、実証実験などへも積極的に参画している。それらで培ったノウハウ、経験を活かして物流パレットや通い箱などの循環型物品をリユースするために必要な管理・運用システムの基本機能を汎用システムとして開発した。環境への負荷低減が求められるなか、この汎用システムを導入することにより物品を循環利用する際の効率的な運用・管理が従来より手軽に実現できる。物流分野でも梱包材などを使い捨て型から、複数回使用でき、循環利用可能な形態へ移行するなど取り組みが進んでいるが、循環利用可能な物品であっても資産であるという意識が乏しかったり、数量が多く管理が煩雑であるなどの理由から、必ずしも十分な循環利用が行なわれていない場合がある。その解消のため、効率的な管理・運用のシステムが求められており、管理強化やコスト負荷低減のニーズが高まっており、ICタグを活用し、標準的な機能で手軽に導入可能な汎用の循環利用物品管理システムを開発、提供する。システムでは、企業が繰り返し利用する物品の所在、数量、状態、利用履歴などの情報をICタグを用いて把握、管理し、対象物の循環利用における運用管理を最適化する。汎用システムとして、初期登録、入出荷業務、複数拠点の連携などを機能として提供、「物品の循環利用管理システム」の導入が手軽に行える。ベーシックなパッケージ・システムとして提供、低コストで導入でき、循環利用する物品(運用管理する物品)は、非金属、金属のどちらも対応可能。用途は、社内などクローズな環境で循環利用される物品の管理・運用で、パレット、カーゴテナー(カーゴ車)、通い箱など。主な提供機能・初期登録機能:管理対象物の属性を登録し、ICタグと管理する物品を紐付けする・履歴の登録/管理機能:作業履歴および、タイムスタンプなどの情報をハンディ型リーダ/ライタでデータベースへ取り込み、管理が行える。・在庫確認機能:拠点、期間、品名などにより情報検索。・複数拠点連携機能:リーダ/ライタで登録した作業データを履歴として、抽出可能。また、異なる拠点で抽出されたデータをバッチ処理で取り込むことができる。(抽出データの収集、統合機能は含まれない)
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凸版印刷/汎用利用可能なICタグによる物品管理システム開発
2005年09月14日/未分類
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