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凸版印刷/RFID利用の循環物流容器管理システム販売開始

2006年10月12日/IT・機器

凸版印刷(株)は、ICタグを活用した簡易型循環物流容器管理システム「ぐるぐるマネージャー」を開発し、10月より販売を開始する。

凸版印刷では、ICタグの活用によって業務の効率化、経費削減が簡易に行える事を目的とした様々なパッケージソフト商品の開発を進めてきた。「ぐるぐるマネージャー」は、パッケージソフト商品展開の一環として、同社が数多く手がけてきたICタグを利用した物品管理システム構築のノウハウを生かし、中小規模の事業所が簡易に導入可能なシステムとして、新たに開発を行ったパッケージソフト。

同社では、ICタグを活用した循環物流容器管理システムを開発し、既にネットワーク型の「NETLOOPASS(ネットルーパス)」の販売を開始している。そして、中小規模の事業所等ネットワークによる管理が困難な環境でも同様のシステムを容易に導入できるよう、スタンドアロン型の「ぐるぐるマネージャー」を開発した。

「ぐるぐるマネージャー」システム構成
ぐるぐるマネージャーの機能
・管理対象容器にあらかじめICタグ(2.45GHzタイプ、13.56MHzタイプ)を貼付し、利用の際にハンディターミナル型リーダ/ライタでICタグ内のデータを読み取ります。読み取られたデータは管理用PCに転送できる。
・管理用PCで、対象物の「所在、状態、使用回数、利用履歴、在庫状態」を照会することが可能。
・管理拠点間でのデータ交換により、物品が「いつ、どこで、どのように」利用されているかを定期的に確認できる。

ぐるぐるマネージャーの特長
・スタンドアロン型のため、一式48万円とネットワーク型に比べて廉価で、パッケージシステムなので手軽に導入が可能。
・ユーザーは、ハンディターミナルや管理拠点アプリケーションを必要に応じて逐次追加できるので、試験導入で構築したデータベースを、評価後そのまま本格的な運用へ移行、拡大できる。
・用途に合わせて、金属製容器に対応したICタグ(2.45GHz)および非金属容器用ICタグ(13.56MHz)の2種類のハンディターミナルが選択可能。

想定利用例
・パレット、折りたたみコンテナ、通い箱、金属パレット、溶剤を入れるドラム缶などの循環物流容器管理、利用状況の可視化
・事業所間、部門間で移動するパソコンなどの機材、備品管理
・物品管理にICタグ利用を検討する上での試験的な導入・評価(フィージビリティテストのツールとして)
・工場・倉庫の環境負荷改善や業務改善のための、循環物流物品導入効果測定データ収集

販売価格
基本ソフトウェア一式48万円(PC、リーダライタ、ICタグ、作業費用等は含まず)

販売目標
・初年度3000万円
・次年度1億円

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