UPSは、米カリフォルニア州ミラロマ（Mira Loma）に延べ76万5000フィート（818万5500平方メートル）の物流センターをオープンさせるとともに、同じ地区で新たに第二物流センターの建設に着手した。
ミラロマの2つの施設は、UPS関連会社のUPSサプライ・チェーン・ソリューションズが使用。各種部品の管理、受注品の取り寄せ、貨物の受付などを行う。
UPSは従来、加州オンタリオ地区近郊にある別の賃貸施設を利用していた顧客へのサービスについて、より大きな設備を持つオープンしたばかりのミラロマのセンターで対応するようにシフトさせた。
第二物流施設は延べ40万平方フィートで、2006年第2四半期に稼動開始予定。両センターは、成長する南カリフォルニア地域の市場に対応することになる。
UPSサプライ・チェーン・ソリューションズのロッキー・ロマネラ南北アメリカ地区担当社長は「ミラロマでの施設建設は、特にアジアからの混載貨物需要の伸びを見込んだものだ」と説明している。
ミラロマは、UPSの西海岸での小口航空貨物輸送事業のハブであるオンタリオ国際空港や各州をまたぐ幹線道路にもほど近い。さらに、ミラロマの施設は、加州内のロングビーチ港やロサンゼルスからの貨物の中継地としても活用されることになる。（翻訳）
