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住友倉庫/中国で新たな物流拠点拡充

2005年11月10日/未分類

(株)住友倉庫は、新たに広州等に3か所の拠点を立ち上げた。

全額出資子会社である香港住友倉儲有限公司は、中国本土・香港間で発効した「経済緊密化協定(CEPA)」を利用して、中国、広東省広州市において「広州住倉国際貨運有限公司」を設立し、広州市工商行政管理局から営業許可証を取得し、10月から営業を開始している。

新会社は、華南地域に展開する香港住友倉儲、住友倉儲(深.)と武漢万友通物流の活動を有機的に組合せ、各社の持つ保税倉庫、フォワーディング、陸上運送の機能を活用した総合物流サービスを提供し、現地に進出した日系荷主の物流需要に対応していく。

新会社の概要
会社名:広州住倉国際貨運有限公司
所在地:広州市東山区
出資者:香港住友倉儲有限公司全額出資
資本金:7百万元(約94百万円)
事業内容:フォワーディング(国際貨運代理業務)、陸上運送、倉庫保管、流通加工、梱包業務

(株)バンテックと現地資本と昨年合弁で設立した物流会社、武漢万友通物流有限公司(本社:武漢)が、広州市での道路運送事業免許を持つ広州分公司を設立し、10月10日、広州市工商行政管理局から営業許可証を取得しており、11月より営業を開始した。

広州分公司開設により、武漢・襄樊間に加え、華南地区と華中地区を結ぶ広州・武漢間のトラック定期路線を確立した。また、広州市花都区に3,600㎡の倉庫を手当てし、自動車部品の保管、梱包及び運送を行っていく。

今後はトラック定期路線網と各拠点の倉庫施設を基盤に、自動車メーカーと関連部品メーカーの中国国内調達物流業務に積極的に取り組んでいく。

また、来年夏までには華中・華東・華南をそれぞれ結ぶ定期路線網と各地域内でのミルクラン集配網を確立する考えで、この輸送網を柱として収益の拡大を図って行く。

事業所の概要
事業所名:武漢万友通物流有限公司広州分公司
所在地:広州市花都区
事業内容:一般貨物及びコンテナの陸上運送、倉庫保管(定温を含む)、流通加工、梱包業務

全額出資の子会社である上海住友倉儲有限公司は、上海外高橋保税物流園区に「保税物流園区分公司」を開設し、6月28日、上海市工商行政管理局から営業許可証を取得し、9月末から営業を開始した。

上海住友倉儲は、1993年、100%を出資する倉庫会社として、上海市浦東新区の外高橋保税区に設立した。上海外高橋保税物流園区は、従来の保税区と異なり、荷主が貨物を保税物流園区に搬入すると同時に増値税の還付手続を行うことができる利点がある。

今後は、外高橋保税区での保税倉庫に加え、保税物流園区での保管・運送・流通加工という機能が加わることになり、上海において高度化、多機能化した物流サービスの提供に努め、増大する物流需要に応えていく。

事業所の概要
事業所名:上海住友倉儲有限公司保税物流園区分公司
所在地:上海市浦東新区
事業内容:保税物流園区での倉庫保管、陸上運送、流通加工、国際貿易等の業務

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