（株）住友倉庫は7月17日、サウジアラビア現地資本の「Almajdouie Trading Establishment（アルマジドゥーイー社）」と合弁契約を締結し、新会社を設立すると発表した。
住友倉庫は、ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー（ペトロ・ラービグ社）の物流業者選定に際し、サウジアラビア国内の大手運送業者で石油化学工場の構内物流に精通するアルマジドゥーイー社をパートナーとして、入札に参加していた。同業務の受注内定を受け、合弁契約締結に至ったもの。
合弁会社は、ペトロ・ラービグ社が生産する石化樹脂製品（年間生産量160万トン）について、同社工場構内物流（包装、倉庫、コンテナヤード）からフォワーディング、輸送業務に至るまでの中東域内での物流を包括的に行うもので、2008年後半から本格稼働する。
これにより、日系物流事業者としては初めてサウジアラビアで本格的に事業展開を行うこととなる、としている。
ペトロ・ラービグ社は、住友化学（株）とサウジ国営石油会社「サウジ・アラムコ社」が折半出資した合弁会社。
■合弁会社の概要
会社名：Rabigh Petrochemical Logistics LLC
本店所在地：サウジアラビア王国ダンマン市
資本金：200万サウジリヤル（約6500万円）
出資比率：（株）住友倉庫50％、アルマジドゥーイー社50％
事業内容：
①ペトロ・ラービグ社工場構内物流業務
②中東（主にサウジアラビア国内）におけるロジスティクス業務全般
設立予定年月：7月
売上高：2008年度予想約10億円、2009年度予想約35億円
